トレンチ君とお茶

えるち*//さんのブログ

トレンチ君とお茶

あらすじ

トレンチコートの男性(通称トレンチ君)と、陶彩画展で知り合ったえるち。

ふたりは歩いて駅までたどり着いた。

「雨、止まないですね。」

「はい、しとしと降ってましたね。あっ、ひじが濡れちゃった・・・」

「もう駅の中だから大丈夫ですよ。乾かさないと」

「乾かす場所がありません・・・」

「そうですね。ひじが濡れてるのも、素敵です」

「も〜何言ってるんですか?やだあ」

そう言って、えるちはとれんち君のファスナー部分の膨らみを見てみないふりをした。

「あの、わたし、帰りの電車時間、確認してきてもいいですか?」

「いいですよ」

「行きの電車、強風で路線変えて、すごく遅れたんです。だから・・」

「そうなんですね。今日はお姉さん、デニムスカートだから・・・残念」

「・・・何を言ってるんですか?やだなあ、えっちなんだから・・・」

「あはは、赤くなってる。面白いですね。お姉さん」

「よく言われます。」

「ですよね。いいですよ、改札まで一旦お供します」

二人は改札に行き、えるちの電車をさがした。えるちが帰る方面は、15min Delay と電光掲示板が流れる。

「あれ、おかしいな、新幹線39号が表示されない」

「どうしてでしょう。」

「快速は表示されるのに・・・」

「駅員さんにきいてみましょう」

「あの、すみません新幹線39号は運行してますか?」

「えーっち、少々お待ちください。・・・39号はまだ、大阪駅を出発してないですね」

「え? 強風のせいでしょうか?」

トレンチ君は駅員に説明してもらうよう、えるちのひじをひっぱって、し〜 と人差し指を唇に当てた。

「あ・・・」

おもわずえるちもマネして、人差し指を唇にあてる。

「どうすればいいのでしょう?」

「そうですね、まだ出発してないので・・・強風のせいで遅れるのかもしれませんし・・・」

トレンチ君が軽く舌打ちをした。

ーこの人、意外と短気かも?ーとえるちは内心思った。

「お姉さん、しばらく待ちましょ。ありがとうございました。」

トレンチ君が早々に話を切り上げた。

10分ほど経っただろうか?

電光掲示板に新しいお知らせが流れた

『新幹線39号は強風のため、運行を取りやめになりました 乗り換えご希望のお客様はみどりの

窓口へ向かってください』

「え〜!」

「ちっ、ったく、さっきの駅員まじつかえないですね。さっさとみどりの窓口あんないすれば、お姉さんも困らないのに!」

「あのさ、トレンチ君、わたし舌打ち苦手だからやめて。わたしのことでイライラされるのも嫌いなんだ。もういいよ、ここで・・・」

「あ、ごめんなさい。おれ、無意識に」

「わたし、電車変えてもらうから、ほんと、やなんだよね」

「・・・俺、待ってます」

「え?あなたもかえりの電車の時間が・・・」

「俺、今日泊まりなんで・・・」

「そうなんだ。」

「はい、だから、お姉さんと551の肉まん食べたいです」

また子犬のようにこちらを見つめるトレンチ君

「わかった。ちょっと行ってくるね」

1時間後

電車を2本遅らせて、指定席でチケットが取れた。

 

「おまたせ、きっぷとれたよ。19:45発だから、まだ時間あるね。」

「良かった!お姉さんまっちゃラテ好き?」

「好きだよ。今は甘くないのがいいな」

「甘くない抹茶ラテ、駅の構内にあるよ。それ買って、一息つこ?」

「うん。551は?」

「551はあとで・・・」

「のど乾いたな〜駅の中って結構蒸し蒸しするね」

「お姉さん、やらしいね・・・」

「え?あ〜ほっとしたらのど乾いた。抹茶飲みたい〜」

「いいよ。僕が案内するね」

「551は?」

「551はあと♪ぼくに任せて♪」

えるちはふと。トレンチプランを堪能したくなった・・・つづく

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