小さな恋のうた
「ね、あの大那(ダイナ)君、今日も跳び箱8段跳んだよ」 「可愛いよね。ダイナ君。運動神経良すぎ」 「人懐っこいよね」 子どもを預かる園では、 そんな会話はよく交わされる。 「失礼します。えるち先生、まだ児童クラブ来ないの?」 ダイナ君が職員室に呼びに来る。 「ちょっと待ってね。この仕事終わったら行くから。先、みんなで遊んでて」 「はーい」 「はい、お待たせ。今日は何してあそぼっか?」 「かくれんぼしよ」 「はい、じゃあじゃんけんね」 そんなダイナ君が小学校にあがった。 「せんせ〜、俺、小学校行くの楽しみなんです」 「どうしたの、敬語で」 「えるちせんせ〜は、俺を小学校に迎えに来てくれる係?」 「そっか。みんな、楽しみだよな。な。わ〜い」 無邪気そのものだった。 ダイナミックな動きや発言をするので、ベテランの1年担任の眼が光る。 「ダイナ君、授業中は静かに。先生が当ててから、答えるのよ」 「は〜い」 相当こっぴどく注意され、ストレスが溜まるのか、 宿題の時間 「あ〜あ、つかれた。なんだ漢字の練習って!うお〜!」 と漢字ノートを黒く塗りつぶして、怒ったこともしばしば 「そこで、大人しく読書してなさい。時計の針が、12になるまで!いい?」 「は〜い」 それが夏休み前まで続いた。 「担任の先生、ちょっとあれよね」 「ダイナくんはいい子なのに」 「新しいお友達がたくさんできて、緊張してるのかな」 「あれで意外と気を遣うから、ダイナ君」 「俺は、周りを気持ちよくさせてからしゃべる。って言ってたよ」 「え〜♪なんかエロくない?」 「ね、可愛いからモテそう」 そんな職員の会話を尻目に、ダイナ君は、小学校高学年に上がるころには、クラスのムードメーカーになっていった。 そして、思春期の入り口に入った。 「えるち先生、はい、連絡帳」 連絡帳を投げる 「っったく、ちゃんと受け取れよ」 「えるち先生、カラスの物まねして」 「カーカー」 「うける。おい、みんな、えるちガラスだよ」 「先生はカラスじゃありません」 「炭次郎、北へ行け。カーって言って」 「炭次郎、北へ行け。カー」 「うけんだけど!」 時には宿題の最中に 「お〜い、俺、朝立ちしちゃってさ〜」 「ちんこ、たっちゃう〜」 と言い出すので 「こらっ、そんなこと言わないの、」 と注意すると 「うっせ、ばばあ、唾とんだぞ。きったね」 と罵声を浴びせられた。 ああ、あんなに金魚のふんだったのに、自立して成長してるんだねと内心微笑ましかった。 「先生、結婚するの。苗字かわるんだ」 「え、なに先生になるの?」 「田中えるち先生」 「へ〜、おいみんな、えるち結婚するってよ!結婚式には呼んでくださいね!」 「ママ、えるち先生結婚するって」 迎えに来たママにまで大きな声で話すダイナ君 「あら、おめでとうございます!結婚式、お祝いにいかなきゃ」 どうやらこの事業所では自分の結婚式に教え子を呼ぶ風習があるらしい。 「ありがとうございます。写真だけにしようかと・・・」 「えっ、しないの?」 「なんで、」 「ひ・み・つ?」 卒業しても、ダイナ君の話は人づてに耳にした。 りっぱなおとなになれよ。ダイナ君。





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はめたくなりました(=^・^=)めーるよりも手紙がいいね
ひろみさん♪ぜひぜひ配信に来てくださいっ♪(*^^*) 手紙はあったかい感じしますね♪
今ではL i N Eスマホですぐ文章が書けて相手が見たか?否かも分かってしまうけど、手紙が来る間のドキドキ感もイイよね^_^