今日は、教職体験についてのブログです。
私は教師にはなりませんでしたが、教職の免許をとるために、母校へ教育実習にはいきました。
初日に
担任したクラスで、生徒30人に「これから二週間、社会の教育実習を
担当することになった 田中です。このクラスの臨時の副担任もします。
よろしくお願いします。
で、まずは皆さんにお願いなのですが、一つ私と約束してくれませんか?
「毎日新しいことに挑戦する」と
私は、教育実習の二週間、毎日違う髪型をしてくることを約束します。
「えー、そんなこと?」「簡単じゃん」「つまんない約束ー」
とかいろいろ言われましたが
簡単かつまらないか。そこよりも自分が言葉にして約束したことを
守れるか守れないか。大事なのはそっち〜
みんなも、これまでしたかったことや、やりたかったけどできなかったことが
あったら、この二週間でぜひチャレンジしてみて。
毎朝、解答用紙を配るから。文章じゃなくて一言でOK
何ができたか、先生に教えてね
毎朝解答用紙を渡して、みんな頑張って挑戦してくれました
「ずっとお母さんとろくに話ししてなかったけど、今朝は『朝飯ありがとう。うまかった。行ってきます』って言えました」
「彼氏に、私っていう彼女がいるんだから、他の女子とは仲良くしないでって頼みました」
「お父さんのお弁当作りを初めて手伝いました。お父さん、めちゃくちゃ嬉しかったみたいで、
会社で 今日の弁当は、娘が作ってくれたんだよ〜。うらやましいだろ〜 ってたくさん自慢しちゃったって
るんるんで帰ってきました」
「何もできませんでした。何がしたいかわかりません」
「(空欄。毎日空欄。。。)」って生徒ももちろんいました。
実習の二週間はあっという間に過ぎました。
教育実習の最終日に、
この二週間、本当にありがとう。たくさんのステキな思い出ができました。
とっても楽しかったよー。
高校の三年という時間は、長い。ありがたいほど無駄に長い。
その三年間で自分は何ができるか。
勉強するのももちろん大事。テストでいい点数とれたら、努力のたまもの。
でも、高校の三年間で、自分が好きな科目や、興味がある分野が見つからないかもしれない。
学校は、世の中にはどんな分野、事柄があるかを、教えてくれる場所だと思って、
まずは色んな先生たちの授業に耳を傾けてほしい。
もしかしたら、興味惹かれる話を聞けるかもしれません。
そして、自分を、自分の個性を大事にしてください。
一人でもステキな友達が増えたら、それは宝物ですよね。
学生時代の友達は、一生の友達になると私は思っています。
なんていう感謝の言葉を伝えました。
そして、最後に担任した生徒30人に、私の教育自習についての感想文を書いてもらいました。
みんな真面目にいろんなコメントをくれて。うれしかったー
その中で一人、とても嬉しい感想文を書いてくれた男子生徒がいました。
「俺は、いままでマジで 高校にくる意味がまったく分かりませんでした。
友達がいるから通っているだけ。授業はテストで点数を取るために聴いているだけ。
どの科目も面白いとも思えないし、まったく授業についていけない科目も正直あります。
でも、田中先生は、テストでいい点数をとれとは全く言いませんした。
どんな教科や話にでもまずは興味を持ってみよう!
関心持てないようだったら、そこまでの縁ってこともありえる。
どこでどんな出会いがきかっけがあるかは、誰にもわからない。時間だけはあるんだから
授業にでるくらいは、誰でもできるじゃん!
学校以外に好きなことがあれば、スポーツや趣味でも、学校終わってから時間使えるんだし
学校では楽しく、思いやりを持って過ごして欲しいって 毎日言ってくれました。
先生に「なんでもいいんだよ。興味が持てることが見つかれば」って言われて、俺は「そうか!」と
思いました。
俺はたまたま、自分に向いた科目や分野が今見つからないだけなんだ。それで普通なんだ。
っていうか、それでいいんだって思えました。
これからは、どの授業もちゃんと聴くようにします。
何も自分に向いてることが見つからなかったら、大学への進学も考えます。
自分がこの高校の生徒だったときは、まともに学校にも来ないで、退学同然に高校を追い出されて
浪人の末、大学に入って自分のやりたいことを見つけた田中先生みたいな人もいる(笑)
実は、先生のことが色々知りたくて、先生の担任だった〇〇先生に「田中先生はどんな生徒だったんですか?」
って聞いちゃいました。
〇〇先生は、「田中は、あれだけダメダメな生徒だったくせに、よく自分が通った高校に 教育実習させてください とか
いえたもんだぜ〜。俺も色んな生徒を見てきたけど、あんな変わり種は田中だけだな〜。
喫煙、飲酒、男女交際、車通学、高校の二年になったくらいからは、ほとんどの授業はぶっち。
自分の好きな授業 まぁ、国語・英語・社会の三つだけな。それだけは出席して、午後は
部活。三年生になって、もちろん出席日数も全然たらず、成績も得意科目以外は、点数もつけられない。
更に腹立たしいことに、田中の得意科目の成績は、十分いい大学を目指せるぐらいだったんだよ。
ちゃんと苦手な理数系も頑張ったら、国立大も夢じゃないんだよ と指導しても
「受験や勉強のための勉強はしたくありません。したいことが見つかるまでは、働いて稼いで生活して
見つかったら、勉強しなおします」
...昔から 田中は、こんな感じだったぞー。
留年させるかって話にもなったけど、どの先生も「あいつはもう一年高校きても変わらん。卒業させて
好きなことをみつけさせよーぜー。はー(溜息)」だったって
聞きましたよー(爆)
〇〇先生、私の高校時代の裏事情、バラすなよーと思いましたが、事実ですので(-_-;)
実は、先生は俺の初恋です(笑)
彼氏いるって聞いたので、初恋 即 失恋ですが、
これからステキな彼女も見つけて、高校時代のいい思い出作りたいです」
って。なんていいやつなんだー。可愛いすぎるー。
最初の頃は、朝礼中も授業中もずっと窓の外眺めてたけど、後半は私の授業を目を見て聞いてくれたのは
そんな理由があったんだ。
教育実習きてよかった(⋈◍>◡<◍)。✧♡
生徒たちとの約束?はい、守りましたよ。
当時の私はロングヘア―。毎日編み込みや巻き髪、工夫してアレンジしました。
女子生徒には「それってどうアレンジするの??私もしたいー」とか言われて
髪の毛のセットしてあげたりしました。
ほんと、楽しかったです♩
★ まろほ ★
青春ドラマを見た感じになりました!いいね〜
ハチャメチャでも(=^・^=)先生の資格取れるのだと その男の子は思ったことが財産になったのでは
おはようございます(*^。^*)
今回もブログを読んでくださり いいね コメント ありがとうございます!
この実習の体験は、はい おっしゃる通り 大切な財産 宝物になりました。
その男子生徒は、毎年年賀状をくれました。大学卒業の年に 「俺はモノを作る仕事に
つくことを決めました。小さいころ夢中になって遊んでたオモチャを作る会社に
就職きまりました。
絶対に 大ヒット作 作ってみせます。で先生に自慢しに行きますね!」
自分のやりたいこと見つけて、いいオトコになってくれて ハッピーです(#^^#)