愛人について (笑) またしても長文///

まろほまさんのブログ

愛人について (笑) またしても長文///

唐突ですが、私には20歳年上の「愛人」が一人います。

でも、性的関係を持ったことは一度もない「愛人」です。

なんという関係なのか、説明が難しいのですが、私たちの間では「愛人」が一番しっくりくるのです。

 

出会いは、私が新卒で入った会社の上司でした。

新人社員の私→上司の係長→その上司の課長→さらに上司の部長。

この部長(Yさん)が、私の愛人です(笑)

会社の大きな飲み会で、少し話したことがある程度の存在でした。最初は。

Yさんは、私のことを苗字で呼ぶのですが、実は私の苗字とても変わっていて

実名で書くと身バレしてしまうので、ここでは「田中」とさせてください(笑)

 

入社三年目、私は仕事で大きなミスをやらかしてしまいました。

お客様はもう激怒。「今日中に上の人間つれて、今後の対応を説明に来い」

「わかりました」

 

私は上司の係長に相談してました。そしたらYさんがひょっこりやってきて

「この件は、俺が同行するから」

「え?Y部長が一緒に?」

「そう。俺が行くから、これまでの経緯を説明してくれ。じゃないと謝罪のしようがないからな」

 

本当にYさんが同行してくれて、

「今回の件、本当に申し訳ありませんでした。すべて私の管理が徹底していなかったために

ご迷惑をおかけしてしまいました。つきましては、今後はこのような形でフォローさせていただこうと

思っています。」等々。平身低頭。今後の対応についても、話をまとめてくださりました。

 

「Y部長、本当に今日はありがとうございました」

「おー、田中。なんとか話がまとまって良かったな。どうだ。この後予定あるのか?一緒に飯でも食いに行かないか」

「喜んでお供させていただきます」

 

Yさんが連れて行ってくれたのが、表参道のこじゃれたイタリアンレストラン。

あり?どっかの飲み屋かと思ってたのに、こんな素敵なところに??

 

「今日は本当にありがとうございました」

「今回の失敗はしかたない。でも二度と同じ失敗はするな。いいな?」

「わかりました」

「田中、お前は部下をもつ者の一番大切なスキルはなんだと思う?」

「えー?考えたこともないですけど、 部下の育成 とかですか?」

「それもあるだろうけど、俺は部下のために頭を下げる度量があるかどうかだと思っている。

何のために上司がいるんだ。いざというときは、私が責任とるからやってこい!と背中を押すことも

大事だな」

田中は、目から♡がいっぱい飛び出しました。こんな素敵な上司が間近にいたなんて!

 

美味しい食事、お酒、楽しい会話もはずみ、私はYさんに聞いてみました。

 

「こんな素敵なレストラン、いつも来てるんですか?奥様とご一緒にとか?」

「奥さんと来てもいいんだけど、俺としては若い綺麗なおねえちゃんと一緒にきて、チャラチャラ

洒落たムードで美味しいもの食べたいんだよね(笑)」

「そうなんですね。綺麗なおねえちゃんかどうかは?ですが、私Yさんよりかなり若いですし

美味しいもの食べるの大好きですし、いつでもお付き合いしますよ〜」と半分冗談でいったら

「田中、ほんとにいい?俺、行ってみたいレストランいっぱいあるんだよね。じゃあ、これからも

ときどき付き合ってよ」

「もちろんです!ただし、一つ約束してください。ごちそうになるのは嬉しいですけど

気もつかうので、私にもいくらか払わせてください。」

「なるほどな。(しばらく無言)。じゃ、こうしないか?俺毎月7000円だすから、田中3000円だせる?

三ヶ月したら3万貯まるだろ?3万あったら、かなりいい店でいいもの食えるぜ!」

「おー、乗りました。そのアイディア。月一回飲み会ガマンしたら3000円だせます。」

 

そこから始まりました。グルメ逢瀬のための積立!(^^)!

 

お金が貯まると、Yさんからの指令がメールできます。

「田中、次はこの店な」

「了解です!」「早速Yさんの名前で何月何日の何時に予約いれました。よろしくお願いします(#^^#)」

 

当日になると、「田中、そろそろ出ようか?」

会社から堂々と同伴(?)でレストランに向かいます。お店に入る前に、私はYさんにお金の

入った封筒を渡します。「Yさん、これが今日の予算です。あとはよろしく♪」

「おー」

 

二人で予算3万のディナー。これは豪勢です。会話も弾み、素敵な時間を楽しんで、前から気になっていたことを

Yさんに聞いてみました。

「Yさん、会社の二次会のカラオケ、いつもきますけど、まーったく自分は歌わないですよね。なんでですか?」

「俺、歌も歌を歌うのも大好きなんだけど、ものすごい音痴なんだー(笑)。人の歌聞くのも好きだから二次会の

カラオケ付き合うけど、みんなの前で歌うのはちょっと勇気でないんだよね」

「そうなんですね。じゃ、このあと二人でカラオケ行きましょうよ!二人カラオケしたことあります?

一人が歌っている間は、自分の次の選曲に忙しくて、相手の歌ろくに聞く余裕もないですし、好きな曲を

パーっと歌えてたのしいですよ♪」

「え¨ー??二人カラオケは経験ないなー。歌えるかは自信ないぞー」

「じゃあ、まず田中が2〜3曲歌ってますから、歌いたい歌選曲してください。

歌えそうだったら歌えばいいし、ダメだったら止めちゃえばいいし。田中が歌える曲だったら

田中が歌います!」

 

Yさん、みごとに二人カラオケ、はまりました〜(笑)

5曲ほど選曲して、カラオケに予約してあったんですが

「Yさん、最初の2曲。確かにすごーくいい曲ですが、カラオケ初心者にはハードル高すぎ。

三曲目、いってみましょう!」

恐る恐る、初めての観客(田中 一名ですが)の前での歌披露。確かに音痴(爆笑)

歌詞を間違えながら、途中飛ばしながらですが、一曲歌い切りました。

「どう?Yさん。キモチいいでしょ?人前で歌うのも」

「おー、めっちゃキモチいいぞ。もう一回同じ曲練習していいか?」

「何回でも歌っちゃいましょー。他の誰も聴いてないんだし、なんでもOKっす(^^)/」

 

そんなデートを重ねていったある日、会社の二次会で私はYさんに目配せで合図を送ります。

最初は首を横に振って「むり!むり!」だったのですが、「絶対大丈夫。いけます!」

とうとうYさんも根負け。

「今日は俺も一曲歌っていいかな?練習はしてきたけど、下手だとは思うんだけどさ」

みんなも

「えー!Yさんの歌は初めてですね。めちゃくちゃ聞いてみたいですよ」

 

Yさん、大好きな曲をみんなの前で歌い切りました。

歌い終わったあとは、二人でハイタッチ!!嬉しかったな〜。カラオケ童貞、私が

いただきました 的 な(笑)

 

Yさんの奥様にも何度もお会いしてます。Yさんのおうちに最初にお邪魔させていただいたとき

「こいつが、田中だよ。ゴルフの帰りうちにお茶に誘ったんだ」

「(奥様)あー、あなたが田中さん。お噂はかねがね。どうぞ上がって」

(お噂はかねがねって、Yさん、私のことなんて話してるんだー??)

 

「一人、面白い部下がいて、ときどき二人でグルメやカラオケ楽しんでるんだって聞いてますよ」

「はい。その通りです。Yさんには本当にいつもお世話になっています。今日もゴルフの帰りに

ずーずーしくもお宅までお邪魔してすみません」

「ぜんぜん、いいのよ。そんなこと。私も田中さんに会えてうれしいわ。」

 

すっごい美人の奥様で、ざっくばらんで、素敵な女性。さすがYさんの選んだ相手だー。

 

Yさんが、席を外した時

「田中さん、うちの人。私に何にもバレてないと思ってるでしょ?」

「バレてないとは、どのような???」

「女よ。女。すべてお見通しだっての〜。女のカンを見くびるなっていいたいわよ〜」

「あいにくYさんと私は、そのような艶っぽい話はしておらず、食べ物やカラオケの話ばかりで・・・」

「あっ、そうなんだ。でも、私にバレてることは、あの人には内緒ね。」

「了解です!」

 

奥様、すみません。Yさんから艶っぽい武勇伝もほぼ100パーセント聞いております。

嘘つきました。

そして、Yさん。するっとつるっと奥様に全バレです〜。でも奥様と約束したので、言えません〜

 

逢瀬のたびに、Yさんは「今日は、三次会 ホテルまで行ってみる?」とか冗談交じりに

誘ってくれるのですが、「その楽しみは今度にとっておきまーす」とかやんわりとお断りしてました。

 

ある日またグルメデートしてるときに、Yさんに真顔で聞かれました。

「田中、俺はお前がちょこちょこ社内のオトコをつまみ食いしてるの知ってるけど、なんで俺とは

Hしないって断るの?」

「それはですね、Yさんとの今の関係がものすごく心地いいからです。男女の関係になったら、いつか

終わりがくるでしょ?でも今の関係ならずっと続く。そして何より、私はYさんの奥様も大好きなんですよ。

だから、ずっと奥様公認の仲でいたいんです」

「なんだか、分かるような、分からないような答えだな〜。じゃ、田中お前は肉体関係のない俺の『愛人』

だな!」

 

いいですね「愛人」 しっくりきます!!

 

このままいったら、おそらくYさんの方が先に旅立ちますよね?

そしたら、私はお葬式で号泣です。親戚の方やお友達に

「あの、すみません。あなたは山口とはどのような??」

と聞かれたら

「愛人です」って答えますよ!!
その時が来たら、Yさんの大好きなキレイどころの女性をたくさん引き連れて

「私は愛人2号です」「私は3号です」。。。

ってパーッと見送ってあげますね。

 

「おー、それはいいな。俺もしみったれた葬式はいやだ。にぎやかに送りだしてほしいぞ」

奥様も「あなたのお葬式らしくていいじゃない。私は愛人何号まで知ってることにしようかな〜(笑)」

どこまでもエスプリのきいた奥様です。

 

今日も長文にお付き合いくださり、ありがとうございます(*^^*)

 

愛人に、さっそくブログにUPしたこと、報告したいと思っている

 

今日の ★ まろほま ★ でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント一覧

2023/12/13 12:45

素敵な関係だね。
私なら我慢出来ないから絶対に無理だけど。
そんな男性だからこそ、モテモテなんだろうなあ。
魅力的な男性、素敵です。
居酒屋しか行かない私はダメだなあ(汗)
女心を理解してないよなあ。


2023/12/13 13:38

体の関係ある人やプラトニックな関係などハイレベルでいいね〜!


2023/12/13 14:04

最愛の(=^・^=)男友達 最強の愛人ですね


2023/12/13 15:33

みなさま、今日も私のブログにコメントありがとうございます(#^^#)

本当に素敵な関係、最愛の男友達(バディ)、最強の愛人(あえて英語でいうならソウルメイト?)です

出会えたことに感謝。私は幸せものです。

この新卒で入った会社には、大切な友人たちがたくさんいます。

その中でも同期の徹ちゃん(オトコ)と亮ちゃん(オトコ)と私は
「3人エロバカトリオ」と言われてました(笑)
あまりにも3人のエロトークがすごすぎて「男の俺でもさすがにもうおなか一杯
だから、もうそのエロトークをやめてくれ〜〜」と他の同期のオトコ友達たちに何度も言われておりましたーー

次のブログでは、エロバカトリオでどんなエロトークを繰り広げていたか
書いてみたいと思ってます(#^^#)

★ まろほま ★


2023/12/13 20:27

イイお話、聞かせてくれてありがとでーす(* ̄∇ ̄*)


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